ストレスと頭痛

日常生活でストレスを感じているときに頭が痛くなったり、ストレスから開放された途端に頭が痛くなることもあると思います。ストレスと頭痛の関係を実感されている方も多いのではないでしょうか。

 

慢性頭痛でもっとも多い 緊張型頭痛は、ストレスとの関係性が深い頭痛として知られています。また、二番目に多い片頭痛も、ストレスによって引き起こされたり悪化することがよく知られています。同じ「ストレスとの関係が深い頭痛」でも、緊張型頭痛と片頭痛では頭痛が起こるタイミングや頭痛発作のあらわれ方が異なります。

 

緊張型頭痛や片頭痛をもつ方は、うつ病や不安障害などのこころの病気を合併しやすいことがわかっています。
頭痛以外の疾患でも、病気に悩んでいる方は病気のない人に比べるとこころの病気にかかりやすくなることが知られていますが、その多くは病気のつらさに起因する気分の落ち込みが原因だと考えられます。

 

うつ病の原因の1つとして、脳内にある神経伝達物質「セロトニン」が、何らかの異常により減少し、情報がうまく伝わらなくなることがあると考えられています。片頭痛の発症にもセロトニンが関わっているので、片頭痛とうつ病には、頭痛のつらさによる気分の落ち込み以外に、セロトニンの代謝異常などの何らかの原因が他にも存在するのではないかと考えられています。

 

頭痛とストレスには深い関係があります。ストレスによる頭痛を防ぐには原因を回避することが最も確実な方法ですが、現実社会においては避けることができないストレス要因が数多く存在します。そのため、原因を回避しようとするのではなく、自分にあったストレス解消法を見つけるなど、ストレスと上手につきあっていく方法を考えるのがよいと思います。


ストレス解消法は、受動的なものと能動的なものに大きく分けることができます。ストレスの原因を考えないようにすることなどが受動的な解消法にあたります。寝る、人に相談する、スポーツをする、習い事をするなどのように、自発的な行動でストレスの解消をめざすことが能動的な解消法にあたります。上手にストレスを解消していくポイントは、いつも同じ方法に頼るのではなく、ストレス解消の引き出しを増やしていくことです。特に受動的な解消法ばかりの方は、少しずつでよいので能動的な解消法にもチャレンジしてみましょう。