みなさんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。
日本人は、「きまじめで頑張り屋さん」とよく言われますが
その性質が原因で体を壊すとも言えます。
例えば仕事や家事、人間関係などうまくいくように「頑張りすぎ」ていませんか?
ほとんどの方が本当は帰りたいけど上司が残っているので残業したり、
もう今日は面倒くさいのでお惣菜でも買って帰ろうかなと思いつつも、
結局食事を作ってしまうなど、まじめな人ほど頑張りすぎる傾向にあります。
頑張ることは何も悪いことではありませんが、心のどこかで本当はやりたくないと
思っていることを我慢してやっていると少しずつ「ストレス」が溜まってしまいます。
人の体は不安を感じると「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールが過剰になると脳細胞が破壊され「認知症」や「うつ病」にかかりやすくなることが最新の研究で明らかになっています。
これまで頭痛が認知症の症状の1つとして考えられるものの、頭痛持ちであることが
認知症発症に関与するかどうかはわかっていませんでしたが、高齢者を対象にした、
1年間、片頭痛や緊張型頭痛などを含む原発性頭痛と診断された3620名と
健常者10860名を対象に、認知症の発症リスクを検証しました。
研究結果をみると、原発性頭痛患者では全体の4.7%である170名が認知症を発症し、
健常者では全体の3.99%である433名が認知症を発症しました。
その中でも頭痛がある人はない人に比べると認知症を発症する可能性が約2倍で
あることがわかったそうです。
これはまだまだ研究段階のデータではありますが、頭痛を発症することで様々な病気につながりかねないということは間違いありません。
予防には、食事や運動量などの生活習慣の改善だけでなく、日頃ストレスを溜めすぎないように上手に発散することが欠かせません。
働き盛りの若い世代でも、ストレスを感じ続けると脳へのダメージが蓄積する恐れがあるので、リラックスタイムをこまめに設けるなど、ストレスを溜めないようにしましょう。