吐き気を伴う頭痛の原因と対策

みなさんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。

 

片頭痛が起きる時に吐き気や嘔吐を伴い、実際に吐いてしまいつらい思いしている方も多くいます。

片頭痛は、緊張性頭痛といわれる他のタイプの頭痛より嘔気・嘔吐が伴いやすいと言われていますが、嘔吐が起こりやすいのはどうしてでしょうか?

 

片頭痛の発作は、まず最初に脳の血管が収縮して、その後拡張が起きると言われています。脳の血管が拡張すると、その壁にある神経を通じて三叉神経が刺激され大脳に伝わりますが、刺激を受けると痛みの伝達物質(神経ペプチド)が放出され、血管が拡張します。

血管が拡張すると、ますます周りの三叉神経が刺激され血管の周りに炎症が生じて、痛みが起きると考えられています。

さらに次々と炎症が引き起こされ、炎症反応が次々に血管を広がっていき、その刺激が脳幹といわれる部分にある嘔吐中枢にも広がるため、吐き気や嘔吐の症状が起きるとされています。

 

頭痛だけでもつらい時に吐き気や嘔吐があると、生活の質も落ちてしまいますよね。

吐き気・嘔吐で頭痛薬をのめない、飲んでもはいてしまう時は、吐き気止め(制吐剤)を先に内服して下さい。

それでも対処が難しい時は一人で悩まず、病院で相談しながら治療をしていくことが大切です。