みなさんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。
ため息は一般的にマイナスのイメージを抱いている人が多いと思いますが、体の機能の面から見ると、とても役に立つものなんですよ。
ため息は、息をゆっくりと深く吐き出すので、緊張状態が解消され、血液循環が良くなり、体や神経がリラックスされるんです。
ため息がふと出るのは心配事や悩みを抱えているときで、そんなときの体は、胸やお腹の筋肉が緊張して硬くなり、呼吸が浅くなっています。
そうすると、血液の中の酸素が不足気味になるので、それを補うために体は交感神経を働かせて血管を収縮させます。
交感神経は自律神経の一種で血圧や心拍数を高めて体を活性化する作用を持ちます。
一方、体をリラックスさせるのは副交感神経で両者はいわば、アクセルとブレーキの関係になります。
心配事を抱えた人の自律神経は、どうしても交感神経優位に偏りがちになってしまいます。
この偏りを解消するために『ふーっ』と長く息を吐くことで、浅くなった呼吸が深くなり、副交感神経がしっかりと働くんです。
ため息は体にとって必要な防御反応ともいえますよね。
大きく息を吸い吐く事が大切なので、日頃から実践することで、体の緊張感がほぐれ頭痛予防にもなるので、試してみてください。