皆さんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。
最近の子供たちはうまく体温コントロールができなくなっていて、頭痛などの不調の訴えが多くなっているそうです。
そもそも体温は夜になると低下し、明け方になると自律神経のバランスにより副腎から分泌されるコルチゾール、脳から分泌されるβエンドルフィンの影響を受け上昇します。
しかし最近は生活習慣の乱れていることから体温調節がうまくいかないお子さんが多く、その結果、体温が上がらない状態で学校に行くと、脳も体も休息状態で午前中を過ごすことになってしまいます。
ズレてしまった体温調節は、その後の1日に影響してしまいます。
就寝時刻になっても体温が下がらないと寝付きが悪くなってしまい、睡眠時間が短くなり集中力が落ちたり、イライラしてしまうことにもなってしまいます。
そういった体温変動のリズムの乱れが続くと、やがてホルモン分泌の異常により朝、起床できず日中活動できない、夜はぐっすり眠れないという生活になってしまう恐れがあります。
ではこれを改善するためにはどうしたらいいのでしょうか?
まず体温変動のリズムを整えるためには、規則正しい生活を取り戻すことが重要です。
朝7時には起床し、しっかりと朝食を摂ってエネルギーを補給しましょう。
午後3〜5時は体温が最も高い時間帯なので、このタイミングで体を動かすことは、汗で熱を放散する体温調整機能を鍛えることになるのでとても重要です。
そして就寝時間の理想は午後9時までの就寝。
暗い落ち着いた環境によって入眠物質のメラトニンが分泌されるので、体温が下がって眠りに入りやすくなり、翌朝もスッキリと起床ができます。
子供は特にこの生活習慣の乱れが体に顕著に出てきます。
しかし子供だけでその習慣や原因を理解することは難しいので、しっかりと親が理解し、生活習慣の改善を一緒に取り組んであげて下さい。