目の疲れ

みなさんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。

 

スマホやパソコンを使いすぎて目が疲れ、それが原因で頭痛が起こる方も多いと思います。

なぜ目が疲れるか知っていますか?

 

目はものを見るときに、カメラのレンズのような働きをする水晶体を調節しながら、ピントを合わせています。

この水晶体を調節するのが毛様体筋という筋肉で、水晶体を引っ張ったり緩めたりしています。長時間のパソコン作業のように近くのモノをじっと見るような場合には、毛様体筋はずっと緊張していることになり、筋肉疲労を起こしてしまいます。

老眼の場合は、ピント調節力が老化で弱まり、近くが見づらくなります。これを放置したまま無理して近くを見続けると、目が疲れやすくなります。

 

また、正常な目の表面は涙に覆われていて滑らかですが、目が乾いていると涙が少ないために表面がでこぼこします。すると、通常であればピントが合っている状態でもぼやけてしまいます。

ただし、脳はなんとかピントを合わせようと無理に筋肉を動かして調節するので、通常よりも調節機能を酷使することになり、疲れが生じてその結果眼精疲労や頭痛が発生してしまうんです。

 

さらに、長時間の作業で休憩をとらなかったり睡眠不足だったりすると、目を構成している細胞に必要な栄養や酸素が不足しがちになります。すると細胞の代謝が低下し、疲労を回復しづらくなるという悪循環に陥ってしまいます。

 

このように目はとても繊細に作られ活動しています。

その分疲労が蓄積すると眼精疲労や後頭部にある眼の神経が刺激され、頭痛を発症してしまうのです。

 

目が疲れたと感じたときは、まず目を休めるてください。

遠くを見たり近くを見たり、キョロキョロすることで目の筋肉の緊張がほぐされます。

ある研究で、30分~1時間のパソコン作業の後、10分間蒸しタオルで目を温めると、目の調節機能が回復したことが実証されたそうですよ。