春の睡眠

みなさんこんにちは。倉敷の頭痛専門そら整体院の小坂です。

 

春は穏やかな気候でお昼寝をしたくなってしまいますよね。

これだけ心地よいと睡眠もとりやすく、頭痛や体調も安定しやすいように思いますが、春は快眠しづらい気候なんです。

 

春に眠気やだるさを感じやすくなる原因として自律神経の乱れがあげられます。

自律神経は自分の意思とは関係なく24時間働き続けて、交感神経と副交感神経があります。交感神経が優位になっているときは心身が活発な状態になるのに対し、副交感神経が優位になっているときは心身がリラックスした状態になります。

 

この神経がバランスよく働いていると、日中は活動的に、夜は体を休ませるために自然と眠くなりますが、冬から春へ変わる時期は気温が急激に変化するため、体が環境の変化に対応できず、自律神経が乱れやすくなります。その結果、眠気やだるさといった不調を感じやすくなってしまいます。

 

また、春は進学や就職、転勤、異動、引っ越しなどのストレスがかかるイベントが多かったり、花粉症のつらい症状に悩まされやすいことも、眠気やだるさを引き起こす原因と考えられています。

春の不調を解消するためには、自律神経のバランスを整えることが大切になります。

自律神経のバランスを整えるために、朝と夜の過ごし方を見直してみましょう。

 

朝は、目が覚めたらすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びると、メラトニン(体内時計を調節するホルモン)の分泌を抑えることができます。また、朝に熱め(41~42度)の温度に設定したシャワーを浴びると、交感神経が刺激されて目覚めがよくなります。

 

夜は副交感神経の働きを促すよう過ごしてみてください。肩や腰、お尻まわりなど、日中にこわばりやすい部分を中心にゆっくりと呼吸しながらストレッチすると、体がリラックスするだけでなく、血流がよくなります。

そして、シャワーではなく湯船につかりましょう。湯温はぬるめ(38~40度)に設定すると、全身の筋肉がゆるみます。そして、メラトニンの分泌を促すために、スマートフォンなどの電子機器の使用は、遅くとも寝る2時間前までにしてください。

 

起床時間と就寝時間を一定にして規則正しい生活を送ることは、自律神経の働きを整えることはもちろん、ストレスをためないようにするうえでも大切です。すぐに取り組めそうなものから毎日の生活に取り入れてみてくださいね。