· 

マットレスの硬さ

皆さんこんにちは。頭痛専門そら整体院の小坂です。

 

今年は暖冬と言われていますが、それでも冷え性にはつらい季節ですよね。

冷え対策には血液の多く流れている、首や手首、足首、そして耳を温めてることが大切です。

そして朝は布団が出るのがつらいですが、朝起きると背中が痛い!なんてことありませんか?

背中が痛いと感じるのは、睡眠で疲労が取りきれていない証拠でもあります。

改善方法として寝具の見直しをしてみてはどうでしょうか?

 

なぜ背中が痛くなるのかは、次の3つのいずれかが原因になっていることが多いです。

 

①筋肉や腱

 姿勢が崩れると、筋肉や腱が硬直して背中が痛いと感じることがあります。

特に、睡眠中の寝姿勢が悪いと、リンパや血液の流れが悪くなり、乳酸などの疲労物質が蓄積し、背中などが凝って痛いと感じます。

 

②骨

 「胸椎椎間関節症」や「骨粗鬆症」などの骨の異常が原因で背中が痛いこともあります。

前者は胸椎のクッションとなっている椎間板がすり減った状態で、背中が痛くなります。

体を動かしたり重いものを運ぶことが多い方が該当する可能性が高いです。

後者は、もろくなった背骨が変形したり、圧迫骨折したりして背中が痛い状態です。

 

③その他の疾患

 これは稀ですが、内臓の病気や細菌感染などによる炎症、骨腫瘍など、がんが背骨に転移して痛いこともあります。

これはかなり稀な例で、一般的には最初の「筋肉の凝りが原因で背中が痛いことが多く、当院の頭痛患者さんでもとても多いタイプになります。

 

改善方法としてマットレスや敷布団での寝方を見直しみて下さい。

背中が痛い場合は、仰向けで寝ることがおすすめです。

これは頭痛でツラい方も同様です。

頭・背中・お尻・踵が全てマットレスについて、背中が緩やかなS字を描く寝姿勢が理想です。これによって体の重みがマットレスに分散されるので、「背中が痛い」などの症状を防げます。

自然に寝返りを打っている場合、常にマットレスに仰向けでいなければいけないというわけではありませんので、あまり神経質になる必要はありません。

 

うつ伏せで寝ると、基本は肋骨やお腹を圧迫したり、反り腰によって腰痛の原因にもなり得ます。これは「背中が痛い」という症状につながる可能性もあります。

どうしても背中が痛くてうつ伏せで寝る場合は、枕などの寝具やタオルで反り腰でならないように調整してみてください。

 

中には、横向きでないと寝付けないという方がいますが、その場合は背中がまっすぐになっているか確認してみて下さい。

マットレスで横向きで寝るときは、腰を捻らず、お尻と背中が直線上になることを意識します。そうすると、背中が痛いなどの症状は起こしにくいです。

横向きは肩が前に入ってしまいやすいため、呼吸が浅くなりやすいので注意が必要です。

足の間にクッションなどを挟んで寝ると、横向きの寝姿勢が楽になることがありますので試してみて下さい。

 

もしそれでも背中が痛かったりした場合は、マットレスを高反発系にしてください。

 

体重50キロまで→マットレスの反発性目安 100N〜140N

体重50〜80キロ→140〜170N

体重80キロ以上→170N

 

が目安になりますので、参考にしてみて下さい。