皆さんこんにちは。倉敷の頭痛専門そら整体院の小坂です。
今日は睡眠の不調に男女で差があるという内容をお話しします。
まず睡眠は疲労回復にだけではなく、様々なホルモンによって、脳や体全体を休ませ、さらに傷んだ全身の細胞を修復させています。
そんなホルモンですが女性の方が男性よりも10歳若くできており、寿命が長いのもそのホルモンと関係しています。
その結果、女性は男性に比べて10年遅れて、眠りの不調が現れます。そのタイミングが更年期と同じなのです。
また女性ホルモンは「眠気を誘うホルモン」です。生理が起きている約40%が、生理前もしくは生理時に眠気が起こり、過眠になると言われています。
ところが生理が終わり閉経すると一転、「眠れなかったり、寝付けない」という状況に変わるのです。
理由は女性ホルモンの指令を出す視床下部と自律神経の指令は同じで、両方とも影響を受けやすいため、女性ホルモンが大きく動く更年期の時期は、自律神経が乱れやすくなり、不眠の悩みが増えるのです。
夜眠くなるのは体内時計が働き、ホルモンのメラトニンが活動するためです。
このメラトニンは夜になるとどんどん増えていき、夜中に最大量になります。
このメラトニンを夜に活動させるためにも、日中にセロトニンをしっかり分泌させる必要があります。
しかし、更年期以降は女性ホルモンの低下により、セロトニンの分泌も減りやすくなるのです。そうなると睡眠の質が下がります。
理想的な睡眠時間は女性70歳以降、男性60歳以降は睡眠時間7時間が最も長寿に生活できるデータもあります。
良い睡眠をとるためには就寝・起床時間と食事の2つがホルモンバランスを安定させるために大切になります。まずは自身でできるケアを行ってみて下さいね。